子どもに元気があって、熱もないのに咳だけがなかなか止まらない。
子どもの長引く咳に「もしかして肺炎や重大な病気なのかも!?」と心配になる親御さんも多いですよね。
筆者の4歳の息子も夜になると咳がでて、冬の間なかなか治まりません。
咳が続くと子どもも苦しそうで心配になりますよね。
今日は子どもの咳が中々止まらない原因と対処法についてご紹介します。
子供の咳が止まらない・長引く原因
子どもの咳はなぜ中々治らないのでしょうか?
免疫機能が未発達で治りかけても、また風邪をひいてしまう
子どもはまだ免疫機能が十分に発達していません。
そのため風邪をひきやすく、保育園や幼稚園に通っている場合は特に風邪が治ったと思ってもまたすぐに新しい風邪を友達からもらってきてしまいます。
冬の間はずっと咳をしているなんて子も少なくありません。
鼻水・痰がうまく出せない
大人は鼻水がでれば鼻をかむし、痰がでれば咳と一緒にだすことができます。
しかし子どもはまだ上手に鼻をかんだり、痰をだすことができません。
外に出なかった鼻水は痰とからみ、それをだそうと咳がひどくなる原因になります。
咳が止まらない時の対処法
部屋の湿度を50%以上にする
部屋が乾燥していると喉も乾燥してしてしまい、咳が出やすくなります。
加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しするなどして部屋の湿度を50%以上に保つようにしましょう。
部屋の温度をあげる
体の温かさと部屋の寒さの温度差がある場合、喉が過敏になってしまい咳がでます。
咳がひどい場合、夜寝ている間も暖房で部屋の温度をあげると改善されます。
暖房を使うと部屋が乾燥するので、加湿することをお忘れなく!
頭の下に枕を置いて角度をつける
眠っている時に身体が平行な状態だと鼻水や痰が喉につまりやすく、咳が止まらない原因になります。
頭の下に枕や毛布を置き、上体が少しあがるようにしてあげると咳が治まることがあります。
頭だけが上がるのではなく、上体全体が少しあがるようにするのがコツです。
横向きに体の向きをかえる
仰向けで寝ていると鼻水や痰が喉につまりやすくなります。
咳がでにくい体勢は仰向きより横向きが奨められています。
咳が落ち着くまで座わせる
どうしても咳がひどく、つらそうな場合は治まるまで座らせてあげるとよくなります。
吐きそうなほど、咳がひどくでている場合にしてみてください。
咳が続くとき病院受診の目安
咳だけだと、「わざわざ病院を受診しなくてもいい?」と悩みますよね。
どんな症状があったら病院受診の必要があるのでしょうか?
診療時間内に受診した方がいい場合
・嘔吐するほどせき込む
・発熱を伴っている
上記のような症状がある場合は病院受診が奨められます。
また上記症状がなくても“子どもの病気は心配ならかかりつけ医に相談”が鉄則です。
筆者のかかりつけ医は、咳がひどいときは飲み薬の他に気管支を広げるテープも処方してくれます。
ひどい咳のとき薬だけでは中々治まらないけど、テープを貼るとよくなることが多いです。
診療時間外でもすぐに受診した方がいい場合
・顔色が悪く、ぐったりしている
上記症状があった場合はすぐに病院を受診した方がいいです。
筆者は息子が風邪で水分も摂れずぐったりしており病院に連れて行ったら、脱水症状を起こしていて入院になったことがあります。
いつもと明らかに違う様子がある場合は注意が必要です。
子どもの咳は中々止まらず長引きやすい
子どもの咳は大人に比べ長引きやすいものです。
筆者の4歳になる息子は冬の間、咳をしていない期間がないんじゃないかと思うほど咳をしています。
それでも日々熱もなく、元気いっぱいです。
筆者も子どもの長引く咳に「これは噂の100日咳!?」と病院に何度も連れていきましたが、「ただの風邪で心配いりません。」とそのたびに先生に言われました。
心配な場合は小児科を受診することが大切ですが、長引く咳は子どもにはよくあることです。
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