おしりにできものができると、座っているだけで痛いし困ってしまいますよね。
なぜおしりにできものが繰り返しできてしまうのでしょうか?
おしりのできものに10年以上悩まされている筆者がかかりつけの皮膚科の先生に聞いた原因と予防法をご紹介します。
おしりのできものの正体は何?
おしりのできもので考えられる代表的な2つをご紹介します。
にきび
にきびは誰もが聞いたことありますし、若いころ顔によくできたって人も多いと思います。
実はおしりもにきびができやすい場所なのです。
にきびは過剰に分泌された皮脂が詰まり炎症を起こすことでできます。おしりは皮脂の分泌が多い場所なのでにきびもできやすいのです。
粉瘤(ふんりゅう)
あまり聞き覚えのない名前ですね。おしりにできるできものの正体は粉瘤という場合が意外と多いのです。
粉瘤は毛穴がつまり、体の外に出るはずだった垢や皮脂が表皮でできた袋の中に溜まってしまい炎症を起こすことでできます。
筆者のおしりのできものもこちらの粉瘤です。
ニキビは一度完治すれば再発しにくいですが、粉瘤の場合一度治っても袋を取り出す手術をしない限り再発を繰り返すのが特徴です。
にきびと粉瘤の見分け方は?
粉瘤はできものの中心に黒い点が見えることで見分けられるという意見もありますが、黒い点がない場合も多いです。
専門の皮膚科の先生でもエコーを使い内部を見ないとハッキリは分からないと言っていました。
にきびも粉瘤も炎症を抑えるための薬を処方されるので薬は同じです。
しかし粉瘤の場合は必ず繰り返すのでおしりにできものができた場合は一度病院で診てもらうことが大切です。
おしりのできものの原因
おしりにできものができる原因はなんでしょうか?
実際に皮膚科の先生に教えてもらいました。
長時間座ったままでいることで蒸れる
以前TVで見たのですが、日本人は世界一座っている時間が長いそうです。
長時間座っていることでおしりは圧迫され蒸れてしまいます。蒸れると皮脂が詰まりやすくなってしまいます。
下着で擦れることによる肌への刺激
おしりにできものができる人で特におしりの付け根、パンツのとの境目にできる人が多いです。
パンツで皮膚が擦れることが刺激になってできものが発生しやすくなってしまいます。
下着、ズボンなど肌に触れる生地の材質
下着、ズボンなどの素材がポリエステルなどの化学繊維の場合、汗を吸収することができずにおしりの蒸れの原因になります。
特に女性の場合はスカート、タイツなど肌に直接触れる衣類の多くが化学繊維できているためできものが男性よりもできやすくなります。
おしりのできものを予防する方法
長時間座るときはイスの上に綿100%のクッションを置く
デスクワークをしている方、職場の椅子はビニール素材でできている場合がほとんでですよね。
ビニール製の椅子は大変蒸れやすいので要注意です。
家で使う椅子もダイニングチェアー、リビングのソファーなど長時間座る場所にビニール製の椅子を使っている場合がよくあると思います。
座る場所には綿100%のクッションを置くようにしましょう!
理想は中身もカバーも綿100%にすることですが、難しければ綿100%のカバーだけでも使用しましょう。
下着はボクサータイプなどおしりの付け根を覆うものにする
先生に一番に言われたのがこれでした。筆者は小学生のときから先生にこれを言われています(笑)
ボクサータイプの下着を選ぶことでおしりの付け根が下着ですれることがなくなり、汗も吸収するのでできものの発生を抑えられます。
男性でブリーフタイプを選んでいた人はボクサータイプに。
女性も今は可愛い柄のボクサーパンツも販売されているので下着はボクサータイプを選びましょう。
下着、ズボンは綿100%をなるべく選ぶ
化学繊維の衣類は汗を吸収しませんが、綿100%の衣類は汗をよく吸収し、おしりの蒸れを防いでくれます。
スカートやタイツを履く場合、綿100%のものを選ぶのは難しいと思うので、せめて下着だけは綿100%のものを選ぶようにしましょう。
筆者は20代のころは先生に言われてもデザイン性を求めて、化学繊維でできた可愛い下着を選んでいましたが30代に入ってからは蒸れにくさ重視の綿100%に全て買い替えました(^^)
おしりのできものを予防して煩わしいできものにさよならしよう!
できものの原因が粉瘤の場合、予防法を実践しても再発することがあります。
ただ、しないより実践した方が確実に再発しにくくなります!
筆者は紹介した3つの予防法を全て実践し、おしりのできものができる頻度が改善されました。
できもので悩んでいる方はぜひ試してみてください。
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