子どもを保育園にいれるか、幼稚園にいれるか悩むママは多いですよね。
幼稚園の方が教育をしっかりしてくれ、将来学力がよくなるイメージがあるけど共働きで幼稚園に通わせるのは難しいと悩み落ち込んでしまうママも。
共働き家庭の筆者は現在子どもを保育園に通わせていますが、「幼稚園の方が子どもの為になるんでは?」と悩んだ時期がありました。今でもたまに悩みます(^^;)
保育園と幼稚園にはどんな違いがあり、将来の学力に影響はあるのかみていきましょう。
保育園と幼稚園の違いは?
役割
乳幼児の保育をすることを目的とした施設
厚生労働省所轄
幼児の教育を目的とした施設
文部科学省所轄
預けられる年齢
0歳~6歳の乳幼児
3歳~6歳の幼児
(満4歳で預けるのが一般的だったが、満3歳からプレ幼稚園という形で預けられる施設も増えてきた)
保育時間・長期休み
基本時間は8時~16時くらいまで、1日8時間程度。
夏休みはなく、長期休みはGWの祝日にあたる日と年末年始の12月29日~1月3日の間程度です。
基本時間は9時~14時くらいまで、1日4~5時間程度。
夏休み、冬休みともにしっかりあります。
延長保育
朝7時~8時まで、夕方16時~19時までが多い。
19時~21時まで預かってくれる園もあり。
夕方16時~17時までが多い。
給食の有無
あり
なし(お弁当を家から持参)
ただ最近は給食を用意する園もあり。
費用
世帯収入に応じて決まる
2人同時入園で2人目半額、3人同時で3人目無料など子どもが増えると安くなる場合が多い
4~6歳児の場合2~3万円/月程度
0~3歳児は高額になる場合が多い(筆者の息子が3歳児クラスのときは4万4千円/月でした。)
保育料は収入関係なく一律
入園金、制服や園指定グッズ代がかかる
保育時間中に希望者には英語やサッカー、体操など習い事をしてくれるが別途習い事1つにつき7000円程度かかる場合がある
4~6歳児の場合1万5千円~3万円/月程度
教育の有無
生活習慣をみつけるのが目的のため基本、教育はしない。
ひらがな、英語を行う園もあるが、取り組む時間や日数は短い。
英語、算数、よみかき、運動(水泳、体操)などに力を入れていることが多い
ただ自由にのびのび遊ぶことを主にした幼稚園も増えてきている
保育園と幼稚園で学力に差はでるのか?
「幼稚園卒の子どもの方が保育園卒の子供より成績が高い」と2010年に文部科学省が発表しました。
しかし、これは本当に整合性があるのでしょうか?
親の経済力が子どもの学力に影響する?
保育園の子どもよりも幼稚園に通う子供の方が専業主婦世帯が多く、経済的に豊かなため習い事を多くさせられる。そのことが子どもの学力に影響を与えるという意見もあります。
確かに、親に経済力があり習い事をしていた方が小さいうち(小学校低学年)は学力が高くなるかもしれません。
でもそれよりも大切なことがあるんです。
大切なのは親が子どもと一緒に遊ぶことを楽しむこと
・親と一緒にいるときにいつも小さなことできつく怒られた経験の多い子どもの学力は伸び悩む
こういった研究結果があります。
子どもは親に愛されると感じると自己肯定感が育まれます。
自己肯定感のある子はテストで悪い点ををとっても「自分はできる!次はいい点をとるぞ!」と前向きに頑張ることができます。
しかし、小さいときに親に怒られてばかりで愛情不足から自己肯定感が十分に育まれずに育つと一度テストで悪い点をとっただけで全てのことに絶望し、何もできなくなってしまうことすらあります。
1番大切なのは保育園、幼稚園にどちらに通うかではなく親が子どもとどう関わるかです。
保育園と幼稚園で学力に差がでることはない
子どもの将来的な学力に1番影響を与えるのは親が子どもとどう関わるかです。
子どもと一緒に笑って、たくさん楽しい時間を共有すれば、子どもは親の愛情を力に変え色々なことに積極的に取り組めるようになります。
それが学力の向上にも繋がります。
保育園と幼稚園どちらを選んでも胸をはって、子どもと過ごす時間を大切にしていきましょう。
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